ブラック企業を避けるためにできる具体的な手法5つの詳細

ブラック企業を避けるためにできる具体的な手法5つ

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前回の記事「転職NG!求人広告と面接から「ブラック企業」を見分ける方法6つ」では、どんな求人広告を出して、どのような面接を行っている会社が“ブラック”として怪しいか、それを見分ける方法を特集したわけだが、それでもやはりその魅力的な文言に釣られてしまう人は、現実問題存在する。
 

特に人を信じやすい純粋なタイプは騙されやすく、なかなか嫌と言えないタイプはこき使われるハメになってしまいかねない。
 

頑張ればいつか必ず報われる。
 

そう信じて誠心誠意を尽くしてしまう善意に、ここぞとばかり漬け込む悪徳業者たちはもう犯罪の域に達しているのではないかと言いたいところだが、そんなブラックにお近づきにならないためにも、今回は応募前から入社後まで、なんとかブラックを回避できる予防策をお届けしたい。 
 

 

■ #1 インターネットを徹底利用した情報収集






インターネットで簡単に転職活動を始められる今。
この情報社会を利用して、応募前からブラックを避ける方法はある。

 
基本的には企業に入りたくて転職活動を行っているわけで、その下調べも兼ねた情報収集は、今や不可欠と言えよう。
 

応募を考えている企業の求人情報はもちろんだが、その会社のホームページ、さらに「その会社名&評判」などのキーワードでググって検索してみよう。
 

PRESIDENT Online(http://president.jp/articles/-/394
「転職してはいけないブラック企業の見抜き方」より
ウェブサイトを見る際は、次の3点をチェックしよう。
1.ホームページが稚拙である
2.「良い社風」だけが強調されている
3.ネット上で「ブラック」の噂がたっている
 
例えば、ウェブサイトに「仕事も遊びも全力投球」というようなメッセージとともに、にっこり笑った若手社員の集合写真が掲載されている企業は要注意だ。それ以外にアピールできる要素がないことを疑ったほうがいい。
 
また、グーグルなどで該当企業を検索し、「他のキーワード」として「評判」「2ch」「どうよ」などの言葉が表示されたら、完全にブラックである。
 

インターネットには無数の情報が散在している。
ここで一点注意したいのは、その信憑性。
 

基本的に無記名投稿となるインターネット記事は、ただ注目を浴びたくて必要以上に過剰表現になっているものも事実存在する。
 

その情報はただの個人サイトのものではないのか?いつ更新されたものなのか?似たような情報が他にも書き込まれていないのか?なども合わせてチェックしたいところだ。
 

 

■ #2 信頼できる有価証券報告書を調査






実際その会社で働いている人がどれくらいの給与を手にしているのか?
平均年代はどれくらいか?
会社の離職率はどの程度なのか?

 
このあたりのデータを無料で確認できるシステムがあることはご存知だろうか?
 

働く!!を考えるBEST WORK(http://www.best-w.com/black-see.php
「転職エージェントが教えるブラック企業の見抜き方」より
会社を知るために最低限押さえておきたい情報は、金融庁が公開している企業の有価証券報告書です。
 
これには、従業員の平均年収や平均年齢など、企業の実体を知る上で必要な情報が記載されています。平均年収からは給与水準が見てとれますし、平均年齢からは組織の中心となって活躍しているのが どのくらいの年齢層なのかを知ることができます。
そして社員の勤続年数も離職率の高さを表す重要な数値になってきます。
 
◆無料で有価証券報告書を見ることができるサイト
・ EDINET:http://info.edinet-fsa.go.jp/
 
◆中小企業の場合、優良ですが企業情報を得られるサイト
・ 帝国データバンク:http://www.tdb.co.jp/
 

実際に若い世代が大活躍している!なんて広告文句があったところで、勤続年数が3年未満ばかりではブラックの可能性を考えざる得ない。
 

高給でも離職率が低ければ、ホワイトの可能性もある。激務をこなしつつも本当にやりがいを感じている社員も多いのかもしれない。


 

■ #3 転職エージェントから生の声を聞きだす






転職は自力で行うWEB応募一本よりも、転職エージェントサービスの活用を常々おススメしているが、これはブラックを避ける面からしても言えることだ。
 

働く!!を考えるBEST WORK(http://www.best-w.com/black-see.php
「転職エージェントが教えるブラック企業の見抜き方」より
転職エージェントのキャリアコンサルタントは当然の事ながら、ブラック企業の情報が様々な方面から入ってきます。当然ブラック企業を紹介するようなことをしないでしょうから必然的にブラック企業を避けられるのです。
 
そして、ブラック企業と転職エージェントは相性が悪く、あまり利用されない傾向にあるので、求人情報サイトからエントリーするよりもブラック企業へ行きつく可能性は格段に低いです。
 

基本的にエージェントからの紹介であれば安全パイが多い。

 
中にはブラック企業とエージェントが裏で手を組み、どんどん応募者に情報を流す悪徳な場合もあるが、個人応募と比較してもその可能性は低いだろう。
 

そして基本的にエージェントはその業界に精通している。
インターネットの無記名投稿と比較しても、信頼度の高さは転職エージェントが一枚上手であろう。
 

これは転職エージェントに限らずハローワークでも言えること。
常に求人広告を専門に扱っている人はその会社の内部事情に精通している可能性が非常に高い。
 

特に広告料の安いハローワークでは、実際に人を採用するつもりもないのにずっと求人を掲げている企業がいたり、日給ベースの給与にも関わらず勤務日数が少なすぎてとてもまともな給与が支払われてなかったり、さまざまな問題を長年見てきている。
 

転職失敗を避けるためには、いかに正しい情報を素早く入手し、自分に合った転職エージェントやハローワークの担当者を見つけられるか、という点もまた一つ大切になってくるのだ。


 

■ #4 働いている人との密会




 

実際その会社で働いている人に会って直接話を聞く。

これができれば、それ以上の情報収集はないと言ってもいいのではないだろうか。


 

社員として働いている人であれば、求人広告やネット上では知りえない生の声を実際に聞くことができる。


 

実際どうコンタクトを取るのか?

そこが一番のカギになってくるわけだが、もし同業種での転職を考えているのであれば、まずは知り合いからその会社の社員に通じる人を探してみよう。ここは長く働いてきた横のつながりを是非利用するべき。


 

さらに面接で「実際に社員の方とお話をさせていただきたいのですが」と切り出すのも悪くない。「本当のところを聞き出してやろう」なんていうこちらの下心丸出しでは嫌がられる可能性もあるが、自分がいざそこの社員となったらどういう風に貢献していきたいのか?それを明確にするためにもやる気の延長線上として会う分には問題なく了承してくれる会社も多い。

そこで断固拒否となれば“ブラック色”を疑うこともできる。

 

 

■ #5 雇用契約書の提示をお願いする






言葉巧みな面接官をついうっかり信用して、もうブラック企業から内定をいただいてしまった。
そんな場合でもまだ決して遅くはない。

 
企業は一般的に労働基準法にて働き始める前に「雇用契約書」を提示することが義務づけられている。
 

ブラック企業に入社する際の【雇用形態】って?(http://black-kigyo.net/koyou/
「ブラック企業の見分け方【徹底攻略ガイド】」より
ブラック企業の場合、雇用契約書を書かせない企業が多数です。
本来、労働基準法では労働者を雇用した場合には、その内容について「書面にて明示」しなければなりません。その際に使われる書類が、雇用契約書、もしくは労働条件通知書というものです。
 
この取り交わしの際、双方納得の上で契約を締結させる必要があります。
しかし、ブラック企業の場合、そもそも雇用契約書が無く、実際に給料日になってから、貰う額が入社当初に言っていた額が違うことで、「違った条件」で雇われていることに気が付いた。というケースは良くある話です。
 

一旦内定を受け入ったあとも何も渡されないようであれば
「雇用契約書をお願いします」
と言ってみよう。
 

そして書面を提示されたら必ず以下の項目が記されているか否かをチェックして欲しい。
 

転職fine(http://tenshoku-fine.com/black-company-ascertaining.html
「ブラック企業に騙されず働きやすい職場かどうか見極めるポイント」より
以下の5項目は「絶対的明示事項」
1.契約期間
2.仕事の内容と従事する場所
3.労働時間や残業の有無、休憩、休日
4.賃金の決定・計算・支払い方法と時期
5.退職するときの社内規定
 

そしてその時にもう一点確認したいのが「試用期間」
一般的に中途採用は慣れるまでの「試用期間」が定められている。
 

しかしブラックはこの「試用期間」が尋常ではなく長いケースが多い。
試用期間が6ヶ月を超えるようであれば、疑ってかかろう。
正社員と違い安い給与ベースとなる試用期間で散々こき使い、正社員になる前に辞めてもらっても会社の損失が少なく済むよう計算されていることもあるのだ。
 

そもそも、ブラックの場合その契約書の提示をかなり出ししぶることが多い。
さらにはかなり威圧的な態度で拒否される場合も報告されている。
そんな時はその時点で入社をお断りしたほうが無難。ここでも入社拒否は遅くない。
 

さぁ今から見も心もブラックに染まらない、健全な転職活動を始めよう。
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著者情報

転職サエコ

転職サエコ

大学卒業後、お堅い年功序列会社に入社。締切に追われる残業生活の中、仕事のノウハウと世の中の厳しさを知る。30歳目前、キャリアアップを図り若いベンチャーへ転職。とにかく人と話すのが好き。趣味は旅行。仕事は楽しく!をモットーに、新しいことに挑戦するのが大好きな現役グラフィックデザイナー。

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