今、仕事に必要なものはスキルよりも“性格力”の詳細

今、仕事に必要なものはスキルよりも“性格力”

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コンピューターを見る女性 ビジネス


 

 

今の時代。

 

 

仕事をしていく上で重視されてきているのは「スキル」よりも「性格力」

 

 

という、内心ドキッとするような論文が先日発表された。

 

 

ひとことで「性格がいい」と言っても、その内容は人によってさまざま。

 

 

今回は一体今、どんな「性格力」が重視されているのか?そして「性格力」を上げるためにはどうすれば良いのか?その結果どういう利点があるのか?そんな注目の「性格力」を検証していく。

 

 

 ■新卒面接で一番重視されているのは“性格”


 

 

矢野経済研究所(http://www.yano.co.jp/)が全国の上場企業145社を対象に行った、新卒、第二新卒、留学生の採用実態に関するアンケート調査で、多くの企業が面接で最も重視するのは「性格&人柄」と回答。

 

 

スクリーンショット 2014-05-08 17.36.19


 

 

 

実際に採用した学生の性格・人柄における特徴を問うと、「元気、明るい、素直」というキーワードが多数。

 

 

これは新卒だからスキルをまだ持ち合わせていない、ということも理由に挙げられるが、やはり一緒に仕事をしていく上で「この子となら共に働いてみたい」と面接で感じてもらえないと、なかなか採用には至らないのが実情として挙げられる。

 

 

最近ではこの「性格力」が社会の中でも重視され始めており、一概に

 

 

「テストの点数が良い=採用率が高い」

 

 

という方程式は成り立たなくなってきた。

 

 

それは先日取り上げられた論文の一つが注目を集めているからだとも言えるだろう。

 

 

経済産業研究所(http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/tsuru/23.html

 

 

「就業支援は「性格力」重視で」より抜粋

 

 





 
教育と労働の問題を統一的に考えるのに有益な考え方を提供しているのが、2000年にノーベル経済学賞を受賞した米シカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授らを中心とした「非認知能力」の役割を強調した研究である。認知能力がペーパーテストで測れる能力だとすれば非認知能力とはテストなどで測れない能力で、個人的形質と関係している。この論文で特徴的なのは、認知能力と非認知能力を、それぞれ認知スキル、性格スキルと呼び換えていることである。性格スキル=個人的形質とすると、それが遺伝的なものでほとんど変わらないと考えてしまいがちだが、むしろ人生の中で学ぶことができ、変化しうるものである。 

性格スキルはこれまで政策現場や経済学では見過ごされてきたが、心理学者はこうしたスキルを長年研究してきた。この中で「ビッグファイブ」という分類が広く受け入れられている。

 

 

論文の内容を簡単に噛み砕くと「性格力」が上がれば人生においても得することが多いということ。

 

 

「性格力」はペーパーテストで図れるものではなく、人生の中においてどんどん変化を遂げていくものであるということ。

 

 

そして「性格力」を大きく分けると以下の5つになるということ。

 

 

表:ビックファイブsp2

中でも特に注目されているのは「真面目さ」

 

 

以前は採用時にIQやスキルに重点を置かれることが多かったが、「真面目」であれば仕事の分野や業種だけに関わらず広範囲でこれから学び、能力をぐんぐん伸ばしていくこともできる。そのため「真面目」である性格は仕事をしていく上で個人の能力同等に大切なもので欠かせない。さらにそれは短期的なスパンだけでなく、人生長い目で見ても「真面目」であることが本人の人生においても有意義なものをもたらす。というように、個人の既存能力だけではなく、将来的な能力を伸ばすことになるであろう“個人の性格”に着目しているのだ。

 

 

これは実際に青年期、学校で不登校や遅刻、宿題未提出などの“不真面目行動”があった人の賃金が相対的に低いものであったことや、学校時代のテストの成績も賃金と相関関係にあったこと、そしてそのタイプの人間は失業率も高いものになっていること、などが調査され、その根拠に基づいて発表されたものとなっている。

 

 

 ■最後は真面目なヤツほど得をする


 

 

新人ビジネスマン


 

 

“真面目”であれば、仮に同じ人生を歩んだとしても、学べることが多いような気がしないだろうか?

 

 

「この仕事ちょっと嫌だな」と感じていても、とりあえずは真面目に粘り強く取り組んでみる。そうしているうちに、もうちょっと仕事が効率的にできる方法を発見する。その功績が認められ、次期に上の役職に就任。

 

 

転職を希望した際にも、会社からはきっと“引き止め”に合うことだろう。

 

 

「もう少し待遇を良くするからいてもらえないか?」

 

 

「仕事内容に不満があるなら役職をつけよう」

 

 

真面目で周囲とも良好な関係を築いていれば、当然会社もそんな優秀な人材を失いたくない。様々な形で真面目な勤務態度が報われる日がやってくるのだ。

 

 

しかしそこで仮に退社してしまっても心配はない。ケンカ別れさえしなければ、次の面接先から問い合わせがあったとしても「本当に優秀な社員でした」と太鼓判を押してくれることだろう。転職後も当時の一生懸命取り組んでいた経験は役立つことも多く、失うものは何もない。

 

 

しかしこれを“不真面目”に行っていたらどうだろう?

 

 

毎日イヤイヤ会社に行き、仕方なく作業をこなしているだけでは、時間が経つのも遅く、仕事の効率も一向に上がらない。週末明け、めんどくさくてズル休みしたことに味を覚え、無断欠勤を繰り返す。そんなことを続けていれば遅かれ早かれクビを言い渡されてしまうだろう。

 

 

そうなれば得た経験も少なく、書面上も“退職”ではなく“解雇”となる。再就職先すら見つかる前の解雇では、そのままニート生活がスタートしてしまう可能性も高く、それ以降再度転職活動しようと思っても不利に働くことが多くなる。

 

 

人生、仕事がすべてではないが、仕事すらもうまく続けることができない人に、先の明るい人生設計など立てることができるのだろうか?

 

 

例え自分の本心からやりたいことではなくても、真面目に取り組んでいれば何かしら別の形となって返ってくることも人生には多い。

 

 

著者も好きなマザーテレサの言葉

 

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから

 

 

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから

 

 

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから

 

 

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから

 

 

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

 

 

日頃のちょっとした意識は、つもり積もればあなたの人生そのものになってしまう。まずは与えられた仕事に対して、計画性を持って自分なりに一生懸命こなす。当たり前のことだが、それが基本。最低限のことがまずおろそかになってしまったら、それ以上伸びていくものもないだろう。

 

 

 ■性格は“変えたい”と思えば変えられる


 

 

今「真面目な性格じゃない」と自覚している人でも、性格は変えられるもの。

 

 

この論文にも「性格力はスキルに比べて大人になってからでも伸びしろがあり、矯正することもできる」とハッキリ断言されている。

 

 

「何十年もこの性格できたから、変えれるわけがない」

 

 

そう思っているうちは、人は一生変わらない。

 

 

「自分のここが嫌だ!」

 

 

「明るい性格になりたい」

 

 

「人からもっと好かれたい!」

 

 

笑顔の女性


 

 

そういう想いがあれば、何歳からでも性格は変えられる。

 

 

実際社会人になってみて「自分変わったな~」と感じることはないだろうか?

 

 

学生の頃は好き勝手遊びほうけて朝帰り。眠いから授業も返事だけしてばっくれ。なんてやっていたやんちゃ坊主も、厳しい日本社会に就職したらそうもいかなくなってくる。

 

 

どれだけ飲んで帰っても次の日にはまだビシッとスーツを着て満員電車で出勤。お客様との打ち合わせで多少イラつくことがあっても顔にも出さず、にこやかに対応。嫌な上司ともそつなくうまくやっていけるくらいの「性格力」は、大なり小なり数年の社会人経験の中で身についてきたのではないだろうか?

 

 

性格は年齢や環境、自己意識によって成長していくものなのだ。性格を変えていくためには、まずは日頃の意識改革から。それが、意識→言葉→言動→習慣へとつながっていく。

 

 

 ■基本的に全員マジメな日本人


 

 

この忙しい社会で生き抜いていく上である程度の“ずる賢さ”が必要な時ももちろんある。しかし先にも述べたように、その根底には“真面目”であること。これは外せない。

 

 

世界から見ればほとんどの人が“超”マジメと称されるこの日本社会。

 

 

約束した締め切りを必ず守る。一度犯した過ちは繰り返さない。お客様満足度のための徹底したサービス提供。それが繰り返しおこなわれてきたからこそ、世界に誇れる日本のサービスや品質が今ここにある。

 

 

“真面目人間”が集まっている日本社会だからこそ、その中の“不真面目”な態度は尚更目につくもの。むしろ“真面目”な社会の中で、自分が一歩抜き出るためには、自分がしている仕事についてもよく考えること。ただ無意識に言われるままにやっているのは“真面目”じゃなくて、ただの“言いなり”だ。

 

 

今やっていることに対する改善案の熟考。周囲の人間との上手なコミュニケーション。嫌なことが起こってもうまく平常心を保っていくコツ。そしてどんな時でも忘れたくない周りへの優しさ。そんなプラスαの性格力を身につけることで、あなたの人生が今よりもグッと花開いたものになっていくのだ。

 

 

次回は性格力アップを具体的に実践する「職場の人間から好かれるためのポイント」を紹介する。

 
 
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著者情報

転職サエコ

転職サエコ

大学卒業後、お堅い年功序列会社に入社。締切に追われる残業生活の中、仕事のノウハウと世の中の厳しさを知る。30歳目前、キャリアアップを図り若いベンチャーへ転職。とにかく人と話すのが好き。趣味は旅行。仕事は楽しく!をモットーに、新しいことに挑戦するのが大好きな現役グラフィックデザイナー。

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